自己紹介インタビュー記事
軽やかに夢をかなえる仲間を増やし 「わたしなんて・・」をなくしたい!!
おけもんの自己紹介と「ワタシトリセツ」誕生秘話 -
今回改めて自分のこれまでを深掘りしようと思い、グラフィックレコーダーとして活躍されているりえさんにインタビューをしていただきました。私の人となりと、ワタシトリセツに込めた想いが少しでも伝わればなと思ってます
りえ: 今日はよろしくお願いします。あなたのこれまでを深掘りしつつ 「ワタシトリセツ」についてお話を伺いたいと思います。 まず、どんなことをこの時間で話せたら良いなと思いますか?
おけもん:そうですね、自分のこれまでの経験、体験とワタシトリセツに込めた想いが伝われば良いなと思います。
幼少期から自己肯定感が低くて、人と関わるのが苦手という長い期間を経て今があるので、そこを言語化することでコンテンツにかける想いも自分の中でよりはっきりするなぁと感じています。
自己否定の日々から少しづつ自分を認められるように
りえ: そうなんですね、では自己肯定感の低さについて、もう少し詳しく教えてもらって良いですか?
おけもん: 子どもの頃からずっと自分のことが嫌いで「自分は何のために生きているんだろう」と考えていました。いつからそういうふうに感じたのかは正直覚えていないのですが、幼稚園や学校にも行きたくなくて、よく親に泣きついていました。
親からも否定された、怒られたという感覚が強く、いつからか自分の気持ちを話すのが苦手になり、誰にも理解されないと感じていました。
学校生活において思い出されるエピソードが
- 忘れ物や物をよく失くす、整理整頓ができない
- もらったプリントはすぐにどこかにいき、後からグシャグシャになってランドセルや机の奥から出てくる
- えんぴつや消しゴム、傘なんかはすぐになくして長く使えたためしがない
- 机の上や中はいつも汚い、嫌いな食べ物とか袋に入れて入ってる →食べられなかったらいつまでも残されるので隠してた みんなの前で立たされて机の中を全部出して怒られた記憶もあります
- 期限通りに宿題ができない
- 当然怒られてできるまで居残りは日常茶飯事
- 夏休みの宿題はいつもギリギリ、毎日の日記なんかはできたためしがない
- 先生の話が頭に入ってこなくてずっと妄想していた
- 運動神経が悪く体育のチーム分けではいつも最後まで残り貧乏くじのような扱いを受けていた
そんな私に対する先生や周りの評価は
「できない子、怠ける子」
という評価でした、当然そうなりますよね。
そしてそんな自分のことが大嫌いでした。
その上に人見知りな性格や容姿にも強いコンプレックスがあったので 集団生活にも当然馴染めなかったです。 この特性が実はADHDだったと知ったのはつい最近のことです。
りえ:それは辛かったですね・・そんな中で、支えになったことはありますか?
おけもん: 正直に言うと、支えはあまり感じていませんでしたし、現実や将来に希望もありませんでしたのでうっすらとした自殺願望はずっとありました。でも、死ぬ勇気もなくて・・
「いつかうまく人と関われるようになりたい、うまく人と話せるようになって友達に恵まれた人生を送りたい!」という気持ちはずっと潜在的に持っていたのだと思います
少しずつ手に入れていった“じぶんらしさ”
りえ:そんな中で、少しずつ変わっていくことができたのですか?
おけもん:そうですね、一つは福祉業界で働いたことが大きかったと思います、やりたいこともなく流されるままたどり着いたところではあるのですがそこでご利用者さんに感謝されることで 「自分も誰かの役に立てるんだ」 という成功体験が少しずつ育っていきました。そしてそこから少しづつ人と関わることへの抵抗感も無くなってきたように思います。
もう一つは福祉業界を辞めた後に入ったオンラインコミュニティの影響が大きいです。
それまでは人と関われるようになったとはいえ、限れられた福祉業界だからできることだと思い込んでました。それが、それ以外の業界の人たちとも関わる機会が増え、「意外といろんな人と自分は関われるんだな」 という思いが湧いてきて、さらに人と関わることへの抵抗感がなくなり、逆にどんどん楽しくなってきました。
数えきれないない失敗・・・
りえ:そうした中で、自己理解やコーチングに興味を持ったきっかけは何ですか?
おけもん:自己理解やコーチングに興味を持ったのはほんと最近なんですけど、昔から心理学への興味はありました。 ちょうどテレビでマジックや催眠術のブームなんかもあって「人の心がわかるようになればうまく人と関わっていくことができるのかな」とうっすら思っていたのだと思います。とはいえ、そこから専門的に学んだわけでもないですし、そこに興味を持っていたことも忘れていました。
りえ: そこからどうして今につながっていったのですか?
おけもん: まず、私が福祉を辞める少し前ぐらいから副業ブームがきていて、福祉業界でのキャリアに疑問を持っていた私は色々な副業に手を出してみることにしました。とはいえ何をやってもうまくいかず、その中で高額スクールにも色々手を出してしまい、ただただお金だけと自己肯定感が減っていく日々でした。今思うと「何となく稼げそう」「今はこれが流行りだから」ってだけで自分の特性や強みもわからないまま手を出していたんでしょうね。
ざっとあげるだけでも
動画講座 30万円
物販講座 80万円
マーティング講座 100万円
どれも全く回収できませんでした(笑) 覚えていない細々としたものも、まだまだあると思います。
そしてさらに仮想通貨ブームにも手を出してしまい FXなどで100万以上は溶けていきました。暴落でみるみる自分のお金がなくなっていくので、夜も眠れなかったのは今では良い思い出です(笑)
自己理解やコーチングとの出会い
りえ: 以前それをセミナーで話したときは悲鳴が上がってましたね(笑)
改めて聞きますがそうした中で、自己理解やコーチングに興味を持ったきっかけは何ですか?
おけもん:先ほどお話ししたように、どの副業をやっても全くうまくいかなかったのですが、個性診断と自己理解ツールを使った診断している人がいるというのを知った時に 「受けてみたい」より「やってみたい!」という思いが先に来たんですね。
これは元々心理学に興味を持っていたのがここでつながったんがだと思います。そしてその時はそれで稼ごうとは全く考えていませんでした。
それで実際に自分で診断を始めたら、ありがたいことに徐々に口コミから広がっていき、感謝されることも増えてどんどん楽しくなっていきました。
その流れでストレングスファインダーやコーチングにも興味を持って取り組むようになり、今にいたるまで自己理解に関わる学びを日々行っています。まぁただの自己理解マニア、変態なんですけどね(笑)
コンテンツに込めた想い「わたしなんて・・」をなくしたい!!
りえ:そういう流れだったのですね。では現在のコンテンツ「ワタシトリセツ」に込めた想いについて教えてもらえますか?
おけもん:「ワタシトリセツ」は、「日々なんとなくもやもやを抱えている」「何かやりたいけど、何をしたらよいかわからない」「他人のいいところばかりが目につき、自分にはできないと決めつけてしまう」といった“じぶん迷子”からサヨナラするためのプログラムです。
そういう人って自己否定感が低くて自分のことを好きになれない方がほとんどです。 先ほどお話ししたように私自身も自己肯定感が低く、自分の価値がわからず苦しんでいました。でも、ストレングスファインダーやコーチングを通じて、自分の強みを見つけることができましたし、どんな自分のことも認めてあげられるようになりました。同じように自己否定に苦しむ人々をサポートしたいというのと、私自身こんなプログラムがあれば良いなと思って作りました。
りえ: 特にどのような人にこのプログラムを届けたいですか?
おけもん:特に届けたいのは30代〜40代の女性の方々です。これまで1000人以上の方とお話ししてきてそのうちの8割が女性の方でした。その中でみなさんステキな個性や強みをお持ちだったのですが、同時に多くの生きづらさを感じているということにも直面しました。
例えば
- まだまだ男性社会が強い日本の中で必死に自分を押し殺して頑張っている
- 女性は特に共感力が強く我慢強いので、無理して周りに合わせているので周りから気づかれないことも多い
- 「女の子だから」「女の子らしく」「母親らしく」という世間の正解や評価に常にさらられている
- 結婚や出産といった人生のライフステージが変わることで新しい悩みが増えたり、本来生きたかったキャリアを諦めたりしている
といったものが考えられると思います。
これらの想いにたくさん触れていくことで自分の過去とも重なり、 「もっと女性の方々が夢をあきらめずに日々ワクワク生きていっていいはずだ!」 という想いを強く持つようになりました
私の理念である「わたしなんて・・」をなくしたい!!という想いも、ここから自然と生まれました。
りえ: 確かに以前受講者のインタビューをグラレコさせていただきましたが、おけもんさんのサービスは確かに女性にピッタリなんだなって感じました 。
おけもん:ありがとうございます、わたしのクライアントさんからの声で
「絶対に否定されないので安心して何でも話せる」「安心して自分のことだけを話せる時間ってこんなに大事だと思わなかった」
というのをよくいただきます。
これはわたしがずっと自分の言いたいことが言えずに否定されて生きてきた経験から、自然とそういうやりとりをしているのだと思います。
これがつい相手に合わせて言いたいことを我慢しがちなじぶん迷子さんな女性の方々と相性が良いのでしょうね。
私自身もそういう方が少しずつ自分のことを話せるようになって、自分らしさを取り戻していく場面に立ち合わせていただけるのは、すごく幸せなことだなぁと感じてます。
りえ:その感覚、わたしも女性なのでよくわかります。そしてこれって継続じゃないとなかなかできないことですよね。
おけもん:ほんとそうなんですよね。単発のコーチングではその時だけは気持ちよくなってもすぐにまた迷子状態に戻ってしまう、そして本音の部分まで話すことが中々難しい、これはまだまだ私の力不足なところもありますが。
継続的なサポートをしていくことでどんどんコーチングの威力が増していき、受講者さんが自分の変化に気づくことで勝手に行動ができるようになっていくんです、みなさんの力にはいつも驚かされます。
りえ:他にこの「ワタシトリセツ」に込めた想いにはどんなものがあるのですか?
おけもん:常にワクワクを感じて欲しいってことですかね。わたしは以前からワクワクって言葉をコーチング中も無意識によく使っているのですが、それにも今思い返すと色々つながってきているんです。
私のADHDの特性って衝動的に面白いことを求める特性があって、逆にやりたくないことや不安に感じることには強い抵抗感を感じてしまうんですね。それが先延ばしぐせになって現れたりするんですけど、そういう自分がすごく嫌だったんですよね。
でもそういう個性って気づいてからは 「じゃあワクワクできることだけをやろう、頑張ったって無理なものは無理なんだし」 って開き直って、ワクワクするものだけを追い求めるようになりました。
例えばビジネスや副業を成功させるために 「寝る間も惜しんで時には自分を追い込んでやらないといけない」「つべこべ言わずやるっていったらやる」 っていう考え方ってあるじゃないですか、それももちろん一つの正解ではあるんですけど。
自分がワクワクする生き方を見つけたら 「気づいたら食べるのも寝るのも忘れて夢中になってた」 状態に自然になると思うのですよね。だからワクワク=楽したい、怠けたい、何もしなくて良いってわけではないんです。
私がコーチングを学び続けて1000人やってきたのって、他の人からしたらすごいことって思ってくださるのですが、私からしたらワクワクを追い続けてきただけなんです。
だから頑張るって言葉も最近は使わないようにしてます。頑張るって無理して自分ができないことをしている状態になりがちなんですよね。クライアントさんにも頑張らないで自然とワクワクしながら体が動くことを見つけていきましょうって伝えてます。
推し活のように自分を推して尊い存在になる
りえ: 私もそんな状態になっていたことが、あるのですごく共感です。
おけもん: そうですね、もう一つのメッセージとして、プログラムを通して推し活のように自分を推せるようになるってことですかね。推しって、どんな状態でも尊い存在じゃないですか。そして推し活をしてる人ってほんと楽しそうですよね。 そんな風に、どんな自分でも「オッケー」って言えたら、人生めっちゃ楽しくないですか?そんな状態の人をこれからもっともっと増やしていけたら良いなと思ってます。
りえ: その考えめっちゃ良いですね!ちなみに、これからどうやってこのサービスを広げていこうを思っているのですか?
おけもん: まずは目の前のクライアントさんに本気で向き合い、人生を変えていくことですね。それによりワクワクの輪が広がっていく中で、自然とサービスが広がっていく・・ そんな形になっていくのが理想だなぁと思ってます。だって、売り込まれたら買いたくないですよね、私も嫌ですし(笑) 向こうのほうから「興味あります」って言われるぐらいにならないとなって思ってます。
あと、そのために大事にしている考え方があって、それは私自身これからもいろんな経験、体験、成長をし続けることが何より大事だなということです。
だって、クライアントさんの人生を変える、チャレンジしましょうと言ってる人間がずっと同じことしてたら何の説得力もないですもんね(笑)
りえ:なるほどです、では最後に、このインタビューを通じて伝えたいことは何ですか?
おけもん:これまでお話ししてきたように、私は全然すごい人ではなくて、むしろ誰よりも失敗してきた人なんですよね。今でも弱い自分は全然顔を出してくるし悩むこともめっちゃあります。だからコーチとして「私が色々教えてあげるよ」っていうのではなく、一緒にワクワクを探す仲間として関わっていきたいなって思ってます。
そういう意味では、コーチとクライアントという関係にとどまらず より人生を一緒に楽しむ仲間が欲しいなって思ってます
「私はこれからもどんどんワクワクを追求していくから 私と関わったらワクワクできるし、自分らしさを取り戻して楽しみませんか?」 って感じですかね(笑) もちろんさっきも書いたように、目の前の方の人生を変えるために全力をつくすというのが前提ですので、本気で向き合っていきます。
りえ:なるほど、それは面白い考え方ですね!ありがとうございました、これからの活躍を楽しみにしていますね。
おけもん:はい、ありがとうございました!